間取り

家相(風水)を見て家族を元気に!リフォームに活用したい風水間取り

吉相の住まいの条件

風水は、その人のコンディションによって千差万別に方法論が変わるものです。

例えば、金運をもっと上げたいという方でも

それ以前に健康運が厳しいので、今は健康運を上げることを優先し

5年先により大きな金運の目標を目指せるようにしましょう、と方法論が変わります。

本人が「こうなりたい」という望む目標の像があってこそ、風水が成り立ちます。

家相をみることはとても大事

改築・リフォームを計画する理由は、人によってさまざまですが

だれにも共通しているのは、「今以上に快適で豊かな暮らしをしたい」という、思いのはずです。

そうであれば、現在の家相をしっかりと見きわめておくことが必要です。

家相をみることは家の健康診断であり

そこに住む人に、健康や幸せをもたらすための処方箋を得ることです。

健康管理には、全身のチェックが欠かせないように

住まい全体を見ることによって、吉相の住まいとはどういうものかが明らかになっていきます。

吉相の条件に基づいて、現在の住まいを見直していくと

「この方位に問題がある」「この間取りがよくない」というぐあいに

気になる点がたくさん出てくることがあります。

しかし、全てに吉相を盛り込むのは難しいです。

ですので、最も気になる部分を改善し

ほかの問題箇所は清潔に保つように心がけると良いと思います。

かりに、全てを改善することができたとしても

そのことに安住して、掃除や手入れを怠るようでは、凶意を断ち切ることはできません。

風水では、邪気をはね除けるパワーを持つ水晶や、鏡をインテリアに取り入れることがあります。

これらは、こまめに磨いていかないと

ほこりをかぶったりくもったりして

かえって邪気を呼び込むことになります。

水晶や鏡を用いることは

家のすみずみまで気を配り

つねにきれいな状態にしておくための手段です。

家相の面で気になることがあっても

自分の家に愛着をもち、いつも清潔にして邪気を寄せ付けないようにすることで

吉相に変えることができるのです。

風通しのよい家は、気の流れもスムーズになる

住まいを通り抜ける風は

陽の気を取り込むと同時に陰の気を追い払い

自然界のエネルギーを循環させる役目を果たしています。

吉方位に窓があるのは理想的ですが、風の流れが悪ければ吉相とはいえません。

南や東南に面した窓があっても

そこから入る気の抜け道がないと、風の流れは悪くなります。

しかし、その部屋を出た廊下の北方位に小さな窓があったり

北側の廊下に面したドアがあれば、家の中では風はスムーズに流れます。

陰と陽の調和が吉凶を左右する

家相のバランスは、建物の形ではなく

陰と陽の調和がとれているかどうかで見ます。

物事にはすべて2つの側面があり

どちらが突出しても調和はとれません。

陰と陽がバランスよく組み合わさっていることで

はじめて物事が安定します。

玄関を中央に設けて外観を左右対象にした建物や

間取りが左右対象になっている住まいを、家相学では「対立相」と呼びます。

家族間のいがみ合いが増してしまう凶相です。

一戸建てであれば西が高く、東が低い造りになっているのが吉相です。

西日がさえぎられて、住まい全体に東の陽の気を取り込むことができます。

西は壁でふさがれていれば、申し分ありません。

幸運を招く改築・リフォームのポイント

浴室のリフォーム

浴室の場所を動かせないというときは

せめて浴槽だけでも凶意の強い方位からはずすようにします。

陽気で湿気がこもると、陰の気がますます深まります。

吉方位に位置していても

リフォームをする際に換気の徹底をはかることが大切窓は通風をよくして、湿気を追い出します。

東、東南の浴室であれば大きな窓を設けます。

そのほかの方位であれば、正中線上、四隅線上を避けて小さな窓を設けるようにします。

防湿性の高い素材を使うことによって

陰の気をこもらせない効果があると言われているので、積極的に利用すべきです。

洗面所のリフォーム

汚水を発生させる場所ですが

トイレや浴室ほどの凶意はありません。

凶方位にあったとしても

浴室と離れた場所に移すのは、使い勝手の面から無理が生じます。

大凶方位になければ、よしとしましょう。

浴室に窓がない場合は

入浴後の湿気は洗面所に流れ込むので

可能であれば方位を検討したうえで、窓を設けるようにします。

天井や壁に換気扇をつける方法もあります。

清潔感を出すには照明を明るくして

花や観葉植物を飾るための出窓や飾り棚を設けると、吉意が高められます。

トイレの増改築

トイレを広げたり、2階にトイレを増設するときは

大凶方位にかからずにして、玄関と向き合わない位置にします。

便器が鬼門、裏鬼門、正中線上、四隅線上にかからないように調整します。

方位に問題がなければ

ふつうの部屋を改築するときと同じ感覚で

快適な空間になるように工夫しましょう。

花を飾ったり、香をたくこともよい方法です。

臭気対策になると同時に

快適さが生まれて陰の気を抑えられます。

暗いトイレは、陰気で汚れも目につきにくく

掃除がいい加減になりやすいものです。

狭くても、明るい照明を設置するようにします。

窓のないトイレは臭気がこもりやすいので

換気扇や換気口をつけるようにします。

窓を設ける余地があっても、西側は避けるべきです。

それ以外の方位であれば、新たに窓を設けてもかまいません。

2階を増築

2階を増築する場合は、屋根や階段の工事も含む大工事になり

期間も要するのでよい時期を選ぶことが大切です。

階上では、方位でいうと南になるため

南に十人の本命星や五黄土星がない年・月に施工します。

設計の際には、1階のリビングや住人の居室など陽の気が多いスペースに、2階の宅心がくるようにします。

吹き抜けは、2階から見ると住まいの欠けになり

凶意を表すので吹き抜けを設けない方がいいです。

らせん階段は、トラブルがもち込まれる相なので、感心できません。

途中で折り返すコの字型の階段も、風が停滞して運気が損なわれます。

2階部分は新築と同じ条件になるので

間取りや窓の位置などを、できるだけ吉相になるように設計してください。

東や東南には、大きな窓やベランダを設けて、西はふさぐようにします。

子ども部屋をつくる

子ども部屋は方位の吉凶が明確に現れやすく

その子の性格や将来の運勢を左右すると言われています。

北・東・東南は子ども部屋に適していますが

南・南西・西は凶相です。

しかし、吉方位でも子どもの気質によって方位の運気が及ぼす作用が異なるので

タイプを見きわめて選ぶことが大切です。

門と玄関は社会に対する顔

門や玄関は、外界と家庭の境界であり

社会と自分との交流にかかわる場所です。

門がなく、玄関が道路に直接面している住まいや

玄関と廊下に段差がない造りは、公私のけじめがないことを表し、凶相とされています。

一戸建てであれば、門を構え、段差のある玄関を設けて

ある程度威厳をもたせることが、運気を上昇させることにつながります。

また、門は外界に対するその家の「顔」となります。

家の規模にそぐわない貧弱な門では、住まいの印象を悪くします。

逆に立派すぎる門は、虚栄心の強さを示し

どちらも社会的信用を落とし、一家衰退を招きかねません。

門や玄関は、外の気が入ってくる場所ですから

家相をみるうえでもとりわけ重要になります。

東南・東・南など、陽の気が盛んな方位にある門や玄関は大吉です。

新鮮な大気とともに、穏やかな日差しを抑え入れることができて、家族は健康でハツラツと過ごせます。

一方、東北や北に位置している場合は

冷たい空気や湿気とともに、陰の気が入り込むので、大きな災いを招く凶相となります。

東南の巽は風のことで、この方位の門や玄関は、最高の吉相です。

交際運を高め、家運を発展させます。

東は、新しいことに向けて物事が活発に動き出す方位です。

この方位に門や玄関があると、学校や会社に出掛けるときに、やる気が生まれます。

南は、太陽の強いエネルギーを受ける方位です。

この方位にある門や玄関は、住む人を活動的にして、成功運を高めると言われています。

西北の門や玄関は、広さと品格があれば主人の信用を高め、仕事を発展させます。

ただし、四隅線上は主人の運勢を衰退させるので、避けるようにしましょう。

住宅が凶相では運気が低迷する

住まいの吉凶を判断するうえで

宅心がどこにあるか非常に重要です。

宅心は住まいの中心ですから

ここが凶相の場合は、ほかの間取りが吉相であっても、よい運気は長続きしません。

とくに、一家の主人の健康や運勢に強い影響が現れます。

理想的なのは、住まいの中でいちばん広くて明るいリビングか、主人の部屋にあることです。

そのような位置に宅心があれば、主人は家族思いで仕事にも熱心になり、家庭は安泰になります。

宅心がトイレに位置していると

主人が家庭をかえりみなくなったり、精神的に不安定になって健康を損ねることになります。

階段に宅心があると

住まいの気が乱されて家族の気持ちがバラバラになってしまいます。

宅心の位置を変えるのは難しいですが

一戸建てで敷地に余裕があれば、増築して張りを造ることで改善できる場合もあります。

分譲マンションで簡単に変えられないときは

西北の部屋を主人の部屋にしたり、宅心部分をつねに清潔にすることで、凶意は弱められます。

宅心は、居間や主人の部屋にあればいいということです。

宅心が階段にある場合、玄関から入るよい気が抜けてしまうので

家族は落ち着きを欠き、主人は腰痛に悩むようになるかもしれません。

宅心が押し入れにある場合

トイレや階段、廊下にあるときほどの凶意はありませんが、できれば改善すると良いです。

それが無理なら、フォーマルな服や着物など

上等な物を収納しつつ、整理整頓を心掛けるようにしましょう。